ウロコタイプ屋根の塗装工事の縁切りについて質問屋根の塗装工事を行います。屋根はウロコタイプのカラーベスト(スレート屋根)です。施工業者から「塗装後にカッターで縁切りをします」と言われました。カッターでの縁切りには品質の面で不安を覚え、タスペーサーを使用していただけないかと相談しました。ウロコタイプの場合、タスペーサーはすべてのウロコ部分に入れる必要はなく、水切りが必要なところだけで構わないそうですが、正しいでしょうか?業者の説明では、すべての箇所に入れると、塗装作業の際にタスペーサーの上に乗って屋根材を割ってしまう恐れがあるそうですが、どうでしょうか? 解決済み 0 屋根塗装 ニジユウ 4年 1 回答 1319 PV
回答 ( 1 )
まずウロコタイプのスレート屋根ということですが、一般的に多く普及しているカラーベストコロニアルというタイプのもの、アーバニーという種類のものなど様々な屋根種類があるので総合して回答します。水切りとはおそらくスレートの継ぎ目のことを言っているのだと思いますが、継ぎ目から雨水が侵入してスレートの重なり部の塗装膜がふさがってしまった場合水の抜け口がなくなってしまうので隙間を開けるという目的が縁切りです。
スレート1枚分は種類にもよりますが、結構横長ですので侵入口の恐れのある継ぎ目の部分近くが良いとも言われたりしますが、継ぎ目を挟んで左右に入れればよいのであまり継ぎ目に近すぎると、スレートの破損やひび割れが怖いです。
というよりもすべてに入れる必要はありません。
スレート屋根は屋根重なり部がふさがれて縁切りしなければならない状態になるとすれば2回目以降の塗装の時に必要になってくるかと思います。
新築から初めての屋根塗装の場合は隙間が空いていて縁切りが必要ない屋根が少なくありません。
もちろん初回の屋根塗装でも必要になる屋根もありますが少ないかと思います。
今回は”再塗装”ということなので、縁切りは必要になってくるかもしれませんが結局のところ重なり部が狭い場所だけで大丈夫です。
そもそも縁切りというものは、基本は必要なしという考え方で必要な場所のみ施工とした考え方のほうがコスト的にも、そしてひび割れに対しても安心です。
もしタスペーサーを入れた場合のリスクとしてのひび割れのリスクですが、施工のやり方でリスクが高くなるというものではなく、屋根の上に乗って塗装作業をする以上、常にひび割れのリスクがあるものだと思ってください。
今回作業時は職人さんも気を付けて施工をするのだと思いますが、ひび割れの危険性はその後です。
テレビアンテナのメンテナンスで電気屋さんが上る機会もあれば、それこそ次回の塗装作業時にはタスペーサーを入れてあることを念頭にした歩行はまずされないと思います。
特にノンアスベスト屋根へのタスペーサー使用は非常に慎重に考慮する必要性があります。
カッターでの縁切りでもよいと思いますが、前提としては切込みを入れても、まだ完全に塗膜が乾燥しないうちは時間経過とともに再度ふさがれてきてしまう可能性があります。
屋根下地からの湿気の排出のためにも隙間を開けることは悪いことではないのでタスペーサーの使用も当然必要なことも少なくないかもしれませんが、まず本当に隙間か狭いのかその前提から考える必要が出で来るかもしれないので、再度業者さんに聞いてみることをお勧めします。