高い防水性能とクラックが発生しづらいコーキング

質問

外壁塗装のタイミングで、サイディングの目地に打ったコーキングの打ち替えも検討しています。
せっかくですので、高い防水性能とクラックが発生しづらいコーキングを、と考えていますが、どのように業者にお願いし内容を確認すればよいでしょうか?

塗装の場合はメーカーも作業工程も明快で業者と打ち合わせしやすいのですが、コーキングはなじみが薄くて困っています。

解決済み 0
, 澤本 4年 2 回答 847 PV

回答 ( 2 )

  1. 曽根

    まず高い防水性能という点ですが、主なシール剤にはポリウレタンと変性シリコンがありますがどちらも代わりありません。
    ただしウレタンは塗装との密着性が優れているメリットがあり、変性シリコンは劣化の一番の原因である紫外線に強いという特徴があります。
    一般には上から塗装しない場合(新築など)は変性シリコン、塗り替えなどのリフォームの場合はウレタンが適しています。

    ともにノンブリードという可塑剤が入っていないタイプのものを使用します。

    サイディングのクラック症状には3つあります。

    1.シール材が年数と共に劣化してきて肉痩せする結果、サイディングボード自体の断面からシールが剥離し隙間が生じる
    2.シール材の劣化によるひび割れ
    3.シール材の劣化は無いものの、その上に塗られた塗装膜のひび割れ

    以上の症状から見て業者に確認すべき点は以下になります。
    ・ペール缶のシール材の使用。
    ・塗装の職人が兼業するシールではなく、専門シール職人施工の確認をする。

    ペール缶の使用というのは肉厚のボリュームのあるシール材を注入するという意味でとても重要です。
    ペール缶はカートリッジ式タイプのシール材と違いより多くのシール材の注入ができるからです。
    カートリッジ式の場合は部分的な補修に留めるべきものなので外壁全体に及ぶシールの増し打ちや打ち替えには適していません。

    なおペール缶での施工については、2液成分形のシール材がほとんどでそれ専用の道具も必要になります。
    塗装の職人では使いこなすことがむずかしくカートリッジ式のシールにならざるを得ないため、耐久性と仕上がり共に優れているシール職人の施工がベストになります。

    また次世代シールとも呼ばれるオートンイクシードなどはそもそも現在ではカートリッジタイプのものしかありません。
    あとはもしクリヤー塗装を選択するならば、先打ちではなく後打ちをおすすめします。

    以上のことを踏まえて業者に確認してみてください。

    ベストアンサー
  2. ご丁寧にいろいろ解説していただきありがとうございました。

    コーキングの専門業者さんがいるとは、他のことも知らないことばかりだったのでとても参考になりました。

    結果的にはじめにお願いしようとしていた業者さんと違う業者さんに頼むことになりましたが、もしここで相談していなければと今は少し安堵の気持ちでいます。

    まだほかに施工箇所があるのでその際はまたご質問させて頂くかもしれません。

    その際はまたお世話になりたいと思います。

    ありがとうございました。

     

     

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